WinCEマシンでGPS

機材写真追加---2001.10.10更新
ページ最下部番外編の情報追加---2000.10.31更新
自動電源断抑止ソフト情報追加---99.10.07更新
MapFanCE関連情報追加---99.10.11更新
地図データを置くディレクトリ関係情報追加---99.10.15更新
キーボード接続関係情報追加---99.11.12更新
99.04頃作成開始

画像が結構あるので、表示に時間がかかります。。。


私がWindowsCEマシン(PsPC)とGPSを接続しようと思ったきっかけは、長時間のトラックログを何も考えずに保存したいと思ったからです。

Garmin12XLは、トラックログの保存機能として1024個保存できる機能があります(最新のGarmin GPS 3plusは2000個ぐらいらしい)。しかしながら、Autoでトラックログを保存すると2〜3時間程度しか保存できません。10秒間隔で保存したとして、1024/6(個/分)=170分ですから、3時間弱という計算になります。
ログ保存間隔を長くすれば、もっと長時間ログが保存できるのですが、あまり長くすると軌跡がぎくしゃくしたり、地図と重ねあわせた場合に道路からはみ出てしまうことも考えられます。
また、約2時間おきにパソコンなどを使って、トラックログをダウンロードすれば、いいかもしれませんが、とてもやってられません。
ログ保存をAutoのまま長時間(少なくとも朝自宅を出発して、夜自宅に帰ってくるまでの間)ログを保存していくには、外部にデータロガーを用意すればいいと思ったわけです。パソコンをデータロガーにすることも考えられますが、ちょっと大袈裟だし、家族4人で普通のセダンに乗って出かける際はパソコンを置く場所もありません。更には、バイクに乗った場合にはとても実現できません。

そこで、WindowsCEマシン(PsPC)をデータロガーとして使えないかと感じたわけですが、運良く、地図表示までできるGarmapCEというソフトが98年に開発され提供されました。順次機能アップしています。
ただ、WindowsCEマシン(PsPC)とGPSをいかにスマートにつなぐかということが問題となります。

これは副次的なことなのですが、WindowCEマシン上のソフトでは、NMEAセンテンスのログを保存できるので、高度情報など(古い)ハンディGPS単体では保存できない情報も保存できます。

以上のような背景を踏まえたWindowsCEマシン(PsPC)でGPSの体験記です。
余談ですが、最近は、ハーフVGAのカラーwindowsCEマシンで、かつコンパクトなHP Jornada680/690あたりが欲しい。。。

なお、winCEマシンをアウトドアで利用するに当たっては、液晶画面の選択に注意が必要です。
白黒モデルのE-55は難なく使えそうですが、カラーの場合は、反射型とか、モデルの違いで結構見易さが違うそうです。販売店で見ても屋内ですから、当てになりません。また、夜間の見易さもチェックポイントでしょう。
(詳しくは、FGPS mes9のlocatio関連のコメントをみて各自調査願います)

最近はwinCEマシンよりPalm系マシンが世の中主流になりつつあるのかもしれませんが。。。。。


windowsCEマシンでGPSをするためのソフトのチェックポイント(私の場合)

サポートしている背景地図

それなりの日本地図があること
何らかの世界地図にも対応していることが望ましい
(マイクロソフト系列のwebなどからも地図がダウンロードできます。しかし、ネットワークが混んでいたりするとアクセスが大変ですね)
スキャナーで取り込んだ地図にも対応していること(3点の緯度経度指定で地図と座標の関係が対応できると更によい)
既存電子地図から簡単に地図が作成できること(そのためのツールがあること)
主要な緯度経度ポイント情報があると更に望ましい

サポートしているシステム

PsPCもサポートしていること
コンパクトフラッシュ上にもソフト本体及び地図がインストールできること

主要機能

<Navigation機能>
予め登録した経由地(waypoint)とトラック表示ができれば、私の場合、それ以上はあまり要求していません
地図の切り替えができること
ログ保存、編集機能
ログを他のソフトと交換できること(時刻、高度もあると望ましい)
NMEAセンテンスのログも保存できること(できれば指定したセンテンスの保存が可能なこと)

<表示機能>
緯度経度、時刻等の表示
進行方向、スピードの表示
衛星補足・受信状態の表示(天空の円のオーバーレイがあると望ましい)
NMEAセンテンスの表示
指定した半径の円のオーバーレイが可能

価格

費用対効果で判断ですが、概ね100ドル以下という感じ

結局、私自身は現在のところメインでは、 FGPS mes11の方で話題のgarmapCE+gmcerdをGarmin 12XLとともに使わせていただいています。
また、Sony IPSシリーズのデータについては、FGPS mes9で話題のIPSmonCEを使わせていただいております。


E-55上でGarmapCEを使ってNMEAナビゲーションを行っている画面

もっとたくさんの情報が表示可能なのです。詳しくは、GarmapCEのweb page をみてください。


地図はアルプス社のProatlas97から作成しました。


E-55上でGarmin'Meの出力をipsmon for CEで表示させたところ

もともとはH/PC用なので、衛星の状態表示が全部は表示されないようです。



E-55上でMapFanCE2000+NMEAmonCEを使ってNMEAナビゲーションを行っている画面
(丸に十の字が現在位置です。自動的にセンタリングされます)

メニューに「ツール」が追加されているところに注目!!!
地図はMapFan4付属のユーティリティを使えば簡単に作成可能です。白黒の指定もできます。



画面のキャプチャには、伊藤栄一郎さんの作られたCaptCEを使用させて頂いています。


<所在源情報>
NiftyServe FGPS mes9 PDA de GPSの会議室 windowsCE上で動くGPS関連ソフトの話題があります。
NiftyServe FGPS mes11 Garmin会議室 windowsCE上でGarminのGPS機器を用いてNaviやログ保存、waypoint登録などができるGarmapCEというソフトの話題があります。
Dos/Vマガジン99.7/15日号の電子地図特集の中で、関連記事があります。

NiftyServe FGPS Link Project OnLine WareのところをみるとGarmapCEのサイトへのリンクがあります。さらには、GarmapCEで利用する地図をプロアトラスから切り出すツール(gmceRD)、各種ログ変換ユーティリティ(nyp2trkgpslogcv(beta版)など)へのリンクもあります。

GarmapCE以外でwindowsCEマシン上で動くGPS関連ソフト(私が試してみたもの)

IPSmonCE(Sony IPSシリーズに対応した唯一?のフリーソフト。カシオペアのQVポートにも対応)
jupmonCE(ジュピターのプライベートセンテンスもモニターに利用しているソフトです)

TeleTypeGPS (Ps/PCにも対応)日本でも使えます。

Solus Pro (version 1.5からはPs/PCにも対応)
しかし、私が試した範囲では、北緯東経の範囲では使えませんでした。天空表示などもできてソフトの機能としては結構いいものなんですけどね。。。

MapFan4 に付属のMapFanCE(PsPC上では動きません---サポートデスクにも確認済。)
ただし、最新情報では2nd Editionリリース後にMapFanCE2000(GPS機能なし)がダウンロードサービスで提供され、それはPsPCであるE-500などをサポートしています。E-55でも動きました。MapFanCE2000には別途H/PC用もあります。

NMEAmonCE (MapFanCE2000用のプラグイン)GarmapCEと同じ方が作成されたソフトです。
天空図上にGPS衛星の表示などもできますので、ユーザーインターフェースを持たないGPSモジュールなどとともにで利用すると便利です。

WindowsCE de GPSの一般的情報が得られるweb site

http://celia.mehaffey.com/david/wince.htm


(番外編1)
マイコンを利用したGarmin用データロガー(市販品) (知り合いのFGPS memberの方から教えていただきました)

保存されるデータ形式が独自形式のため母艦(パソコン)で電子地図と組み合わせて使うには、工夫が必要かもしれません。パソコン側のソフトでいろいろな形式に変換が可能となっている?ようです。

AKI-H8+コンパクトフラッシュを用いたデータロガー(要自作)---トップページからたどって、電子工作のところに話題があります。
(2001.02.10URL更新)

なお、単にNMEAセンテンスを保存すればいいだけであれば、通信ソフトでログをとれば事足ります。H/PCの場合は標準で通信ソフトが添付されています(Ps/PCでは添付されていないですが、フリーのものもあります)。

(番外編2)
PalmPilot or IBM WorkPadでGPS

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7789/index.html
http://www2.wbs.ne.jp/~pilotdev/PalmP.htm

Solus Pro (市販品、windowsCE版もあり)

Work PadとGPSの接続ケーブルの作成方法

Nori-chanのページhttp://www.ne.jp/asahi/gps/nori/

eTrexSummitとWorkPad c3でツーリング記録整理する方法:sanさんのページ

データの整理方法、GPSのトラックログを使った思いで整理の方法など、winCEユーザーでなくても非常に有用な内容です。トラックログの保存と活用という意味では、winCEとPalmの違いは、ほとんどないと私は思っています。
オフロードバイクに関する有用な情報も多数あり。(2001.01.14追加)

(番外編3)

WonderSwanでGPS関係:http://homepage1.nifty.com/gigo/(おなじみのサイトですね)


地図データインストールTips

GarmapCE用の地図データは、マニュアルにしたがって、また、gmcerdなどの各種ユーティリティを使えば簡単に作成できますが、Ps/PCのコンパクトフラッシュに転送する際には注意が必要です。
メモリー カード¥My Documents
以下に地図データを置かないとアプリケーションから参照できません。PsPC以外ではこの制限がない場合もあるようです。

E-55 serialcable
カシオPsPC E-55と純正シリアルケーブル

重さも本体より重いのではないかと思えるくらいで、大きさもでかく、こんなものを使っていては折角のPsPCの携帯性を活かせません!

しかし、もっとまともなものが欲しい場合は、E-55のコネクタは特殊なので、ケーブルをばらして自作するしか道(99.06.14現在)がないかな。。。

(参考1)純正シリアルケーブルの詳細

(参考2)自作シリアルケーブル作成記 (工事中)
詳細な作成方法が、FGPS LIB3-129に登録されています。さらには
Handaさんのページ:http://www.asahi-net.or.jp/~XS4T-MTYS/index.htm
Nakazawaさんのページ:http://www.valley.ne.jp/~kazuo/gps/test_index/test_index.htm
をみるとよいでしょう。


母艦(パソコン)と連携したトラックログの利用

GarmapCEでNMEA形式でログを保存し、http://homepage1.nifty.com/gigo/にある(FGPS mes11過去ログでも投稿があると思います)ソフトを利用し、trk形式などに変換します。
変換後、Kashmirなどのソフトで電子地図上にログを表示させることができます。

garmapCEオリジナル形式で保存し、GarmapWin でpot形式でexportしたのち、waypoint+(FGPS libにも登録されています。私は1.7.14を使っている)でCSV形式(txtデータ)でexportしてやり、さらに上記のweb page にあるソフトでtrk形式などに変換します。
変換後、電子地図上にログを表示させることができます。

一応、手許にあったファイルでやってみましたが、変換できているようでした。なお、GarmapWinでexportしたpotファイル経由の場合は、時刻表示がないようですので変換日時が最終的に付加されるようです。

garmapWinがバージョンアップ(v0.99.4)し、garmap形式からPCX trk形式のデータがexportできるようになりました。
これで、上記のログ変換ソフトを利用すれば、いろいろな電子地図上に走行ログが表示できます。
garmap形式だとバイナリデータなので、NMEAセンテンスをそのままより保存領域が非常に小さくなります。
ただし、garmap形式だと、現在のところは高度情報の定義がないので、高度情報が欲しい場合は、NMEAセンテンスでログをとる必要があります。

E-55+GarmapCE車載運用


(画像をクリックすると元画像が表示されます)

上から
<上段>
E55、Garmin12XL
<中段>
DCDCコンバーター(出力電圧調整機能あり、ヒューズ内蔵)、E55用シリアルケーブル+クロスコネクタ+ジェンダーチェンジャー、PowerDataケーブル(ヒューズ内蔵、ライトスタッフ製)---eTrexなどでも同様のケーブルの市販品(レギュレーター入り)があります(eTrex-summitのページ参照)。
<下段>
シガレットライターソケット接続用二股ソケット(バイクバッテリー接続用の改造あり)

車で運用する場合のポイントとしては、
(1)各種ケーブル(シリアル含む)接続方法、(2)電源(PsPCの自動レジューム対策含む)、(3)E-55の固定方法
があろうかと思います。

車では、かさばるカシオ純正ケーブルでも問題ないでしょう。。。この場合クロス接続用のコネクタを別途用意します。T-Zoneなどでインターリンク用コネクタを調達するとよいでしょう。
あと、Garmin用Power/Dataケーブルを用意します。
GPS(シリアル接続のあるもの)<-->GPS-DSUB9ケーブル(メスコネクタ)<-->クロス接続用コネクタ(オス−オス)<-->CE機用シリアルケーブル(メス)<-->CEマシ
というケーブルの接続となります。クロス接続用コネクタ(オス−オス)がない場合は、クロス接続用コネクタ(オス−メス)+ジェンダーチェンジャー(オス−オス)とすることもできます。

これらのケーブル類はあらかじめ接続しておき、ポーチなどに入れておくと、車に乗って即利用可能になると思われます。

電源周りについては、
シガレットライターソケット--->2又コネクタ--->DC-DC及びGarmin Power/Dataケーブル
と接続すればよいでしょう。私の場合は、新宿ヨドバシカメラで1.5Aまで対応しているDC-DCコンバータを購入(2,000円弱)しました。これは、出力電圧の変更(3v,4.5v,6v,9v)及び先端のコネクタを取り替え可能(しかもE-55にぴったりくるL字型)なものです。Casio E-55用には出力を4.5Vとして運用しています。現在のところ、不都合は生じていませんが、電源周りは奥が深いそうで、過大なリップル電流などにどの程度耐えられるかなど検証していません。このあたりは、自己責任でやるしかないでしょう。
DC-DCコンバーターを用いて外部電源運用すると、E-55が勝手にレジュームすることもなく、バックライトも常時点灯可能ですから便利です。
なお、電池運用時における自動電源断を抑止するためには、レジストリを変更すればよいようです。レジストリエディターを使うことも考えられますが、http://www.wince.ne.jpのライブラリからたどれるptweakなどのユーティリティを使うと便利です。

私の場合、E-55などのPsPCを固定するには、何がよいかまだ検討中です。意外とGに耐えられる固定方法は難しいものがあります。
Palm Pilotなどだとクーラー吹き出し口に取り付ける専用のホルダーが8000円ぐらいで売っているので、これを流用することも考えられるかもしれません。。。
現在のところは、あえて固定せず、その辺に置いており、交差点で停車した際などに、手許で現在位置を確認したりしています。結構、この手許に確認できることが便利だったりもします。


E55+GarmapCEでナビしている状況。
E55は灰皿のところに設置。横Gですぐに倒れてしまいますが。。。

E-55はバックライト点灯可能なので、夜のドライブでも安心です。
実際、左の写真は、夜のドライブ中のものです。



バイクでの運用(私のバイク紹介のページへ)

ケーブル接続、電源周りは上記の車載時と同様。電源は、シート下のバッテリーから自作ケーブル経由で供給しています。
固定方法としては、私のバイクの場合はタンクバックにGPS等をいれていますが、パイプハンドルならが、RAMマウントが使えるのではないかと想像しています。


タンクバッグにGarmin GPS12XLとE-55を装備し、GarmapCEを使えば、バイクでもナビ可能です。
私の場合は、トラックログ取得が目的なので、ナビ機能自体は、あると便利かなというのが現状です。

1999年11月から道路交通法も改正になったことですし、運転中は前方をみることに専念しましょう。。。



乗車中は、GPS電波が人体で遮られるのではないかと思う方もいるかもしれませんが、外部アンテナを使わなくとも、意外とGPS衛星をきちんと捕捉してくれます。




Compaq presario213利用記

2000の夏、ヨドバシカメラでカラーwinCEマシンであるPresarioが1万円弱で投げ売りされていました。私もゲットしました。
反射型TFTカラーは、野外用として使い出があります。

このマシンは、LVTTL(3V)シリアルデータが出てくるE55と違い、レベルコンバータを内臓しているためコネクタからはRS232C規格のデータが出てきます。したがって、GPSを直結可能です(ただし、配線には要注意)。自作配線も作りやすいと思っています。
なお、私はjornadaを持っていませんが、ライトスタッフさんところの掲示板([934]jornada720の接続ケーブル 以降参照)
をみると、HP jornadaも配線に関しては簡単そうです。

その後PocketPC upgradeキットも入手しました。

<番外編>

電池

私は当初アルカリ乾電池を利用していましたが、最近、汎用性のある単4型のNiMH電池を使っています。純正ではLiIonバッテリーも用意されているようですが。。。

IrDAを使ってGPSとE-55をつなぐ

上記で紹介したipsmon for CEはIrPHYレベルの通信が可能です(IrComではないです)。
私は、n2ih8 v1.04の出力で実験しましたが成功しました。ただし、Asusマザーボード用IrDAモジュールを使いました。
より汎用性を求めるなら、PICと赤外線LEDを使っても可能です。gigoさんのweb サイト内のPICでGPS/DC用アクセサリを作る を参照すると情報がゲットできます。

キーボード(NewTon用など)をE-55につなぐ
いくつかやりかたはあるようです。私が知っている範囲では以下の情報が役にたつでしょう(99.11.12)。

http://web.singnet.com.sg/~cheekeat/wince/NewtonKey/newtonkey.html
http://member.nifty.ne.jp/tsoma2/mycomputer/e-500/create/atsynckey.htm
PsPCパワーガイド(インプレス発行の書籍、もう売っていないかもしれません。。。2000.07現在、秋葉原のイケショップでは売っているのをみかけました)。
MobilePress vol.23 pp142(技術評論社)(在庫があれば、書店で取り寄せ可能なようです。2000.07現在、私は可能でした)